書籍を出版しました。「Save → Plan → Impulse 感性ドリブン地域DX論: 那須フィールドスタディからの行動観測ノート」 (ネクストドアー出版) Kindle版
那須のフィールドワークをまとめて書籍を発売しました。
世界最大級の国際会議「HCII 2026」に採択された研究は、
そもそも、那須の小さな店と、一本の動画から始まった。
本書は、
2026年にカナダ・モントリオールで開催される
人間コンピュータ相互作用(HCI)分野・世界最大級の国際会議
「HCII 2026」 に正式採択された研究を、
論文とはまったく異なる形で書き下ろした観測記録である。
──ただし、これは「論文の翻訳」でも、
「学術成果の解説書」でもない。
研究の出発点は、
那須という地方都市で起きていた、
説明のつかない“行動”だった。
「保存していたんです」
「スクショしてました」
「前に見たのを、ふと思い出して」
そして、
考えた記憶はないのに、気づいたら来ていた。
著者は、那須地域を舞台に、
60日間で468本の動画を投稿し、
SNS上の反応と、実際の来訪行動をただ静かに観測し続けた。
すると、従来のマーケティング理論では
説明できない現象が、繰り返し現れ始めた。
- 説明すると、行動が止まる
- 正解を示すと、迷いが生まれる
- 煽ると、人は動かなくなる
一方で、
- 何気ない動画は記憶に残り
- 忘れた頃に思い出され
- 「今なら行ける」という瞬間に、自然と行動が生まれる
この本は、
その現象を操作せず、断言せず、理論化しすぎずに書き留めた、
「行動が生まれる直前」の観測ノートである。
本書で提示される
Save → Plan → Impulse は、
ノウハウでも、フレームワークでもない。
それは、
自動化・選択過剰・AIの時代において、
人間がまだ「自分の足で動いている」
その瞬間の時間構造に、あとから付けられた名前にすぎない。
マーケティングの本ではない。
理論書でもない。
成功法則も書かれていない。
それでも──
世界最大級の国際会議が注目したのは、
この「説明できなさ」そのものだった。
読み終えたとき、あなたはきっと、
自分や誰かの行動を、
「操作すべき対象」ではなく、
「起きてしまう現象」として
見つめ直しているはずである。
ぜひ、ご一読ください。


