研究・論文・実地検証
60日・468本のフィールドワークと国際学会HCII提出研究

本ページは、なすぱらプロジェクトにおける 調査・研究・実地検証の記録と成果 をまとめたものです。
本プロジェクトは、アイデアや仮説から始まったものではありません。
実地での継続的な行動と記録を起点とし、そこから理論化・分析・論文化を行っています。
フィールドワークの概要
実施期間と規模
- 実施期間:60日間(連続)
- 制作動画数:468本
- 使用プラットフォーム
- YouTube Shorts
- Instagram Reels
- TikTok
すべて 現地での実体験をもとに自ら撮影・編集・投稿 しています。
観測対象と記録内容
本検証では、以下を重点的に観測・記録しました。
- プラットフォームごとの反応の違い
- 視聴行動とコメント内容
- 「保存・計画・即時行動」に関わる兆候
- 地域情報がどのように行動へ接続されるか
単なる再生数ではなく、行動の質と変化 を重視しています。
分析と理論化
実地検証をもとに、以下の概念整理を行いました。
- 感性波動論
- 二流立地構造における情報伝播モデル
- ショート動画が担う「入口」としての役割
これらは後付けの理屈ではなく、現場データから抽出された構造です。
現在は、「地域で実際に回り続ける取り組み」としての輪郭が、少しずつ見え始めている段階にあります。
研究・レポート・第三者評価について
これまでに蓄積してきた調査・レポートについて
なすぱらプロジェクトでは、日々の実装や発信活動と並行して、活動内容を記録し、検証し、言語化する作業を継続してきました。
現在までに、
- 現地フィールドワークに基づく実地検証レポート(25日レポート、44日レポート、60日レポート)
- SNS動画の継続投稿に関する行動ログ整理
- 地域構造・立地特性を踏まえた分析資料
- 「感性」「行動」「継続性」を軸とした理論整理
など、7本以上のレポート・資料を公開・蓄積しています。
これらは、事後的にまとめた報告書ではなく、実装の途中段階から継続的に更新されてきた記録です。
国際学会(HCII)への論文提出と採択について
これらの実地検証・行動データをもとに、本プロジェクトの一部は、国際学会 HCII(Human-Computer Interaction International)において、研究論文として投稿され、採択されています。2026年のカナダでの本会議において、当社代表、藤井実彦が学会発表として「那須モデル」について発言することになりました。また、Springer誌への掲載が決まりました。
本論文では、
- 地域における短尺動画発信の継続実装
- プラットフォームごとの行動差異
- 保存・計画・即時行動といった行動段階の整理
といった点を、実測データに基づいて分析しています。さらに、下記の部分についても、数式を用いて「那須モデル」について検証しています。
- クロスプラットフォーム行動分析
- Save → Plan → Impulse という行動遷移モデル
- 地方・車社会における情報設計の示唆
※ 論文概要およびPDFは順次公開予定です。
この採択は、本取り組みが単なる発信活動ではなく、一定の検証可能性と再現性を持つ事例として評価対象になり得ることを示すものです。
行政・公的支援との関係における位置づけ
これらのレポートや論文は、
施策提案や制度設計の正解を示すものではありません。
むしろ、
- 現場で何が起きているのか
- どこに課題や可能性があるのか
- どの部分が制度と接続し得るのか
を考えるための、一つの参考資料・検討素材として位置づけています。
今後の活用可能性について
これまでに蓄積された資料や研究成果は、
- 地域DX・情報発信支援施策
- 小規模事業者支援モデルの検討
- 実証事業・モデル事業の設計
- 庁内共有・政策検討資料
など、さまざまな文脈での活用余地があると考えています。
今後、適切な制度や枠組みがあれば、これらの知見を 整理・提供する形での協力も検討可能です。
補足
なお、本ページに記載している内容は、研究成果の一部を抜粋した概要です。
詳細については、
- 実地検証レポート
- 活動報告資料
- 論文概要
をご参照いただければと思います。お問い合わせいただければ、レポートをお送りさせていただきます。
本ページの位置づけ
この研究は、評価のための研究ではありません。
- 地域を理解するため
- 実装を誤らないため
- 次に何を作るべきかを判断するため
制作と実装の土台として行っています。