自治体様や・公的支援に関する我々の考え
本プロジェクトは、
単発の観光施策ではありません。
実地検証と理論に基づいた
地域実装の長期実験です。
自治体・公的支援をご検討させていただいている背景
― 現場で始まっている取り組みを、制度とどう接続できるか ―
このページは、自治体・行政関係者の方、また地域政策・公的支援制度に関わる皆さまに向けて、現在進行中の「なすぱらプロジェクト」の概要と考え方をお伝えするためのものです。
本プロジェクトは、特定の制度や補助金を前提として始まったものではありませんが、今後、地域施策や公的支援とどのように接続し得るのかについて、検討材料として共有できればと考えています。
現場から始まっている取り組みについて
なすぱらプロジェクトは、2025年9月12日から、まず現地での実践と記録から始まりました。
- 60日間・468本の動画制作
- 毎日の継続的な情報発信
- 行動ログの蓄積
- レポート・論文としての整理
これらは、小規模・個人レベルで試行錯誤を重ねながら進めてきたものです。
現在は、「地域で実際に回り続ける取り組み」としての輪郭が、少しずつ見え始めている段階にあります。
研究・レポート・第三者評価について
これまでに蓄積してきた調査・レポートについて
なすぱらプロジェクトでは、
日々の実装や発信活動と並行して、
活動内容を記録し、検証し、言語化する作業を継続してきました。
現在までに、
- 現地フィールドワークに基づく実地検証レポート(25日レポート、44日レポート、60日レポート)
- SNS動画の継続投稿に関する行動ログ整理
- 地域構造・立地特性を踏まえた分析資料
- 「感性」「行動」「継続性」を軸とした理論整理
など、7本以上のレポート・資料を公開・蓄積しています。
これらは、
事後的にまとめた報告書ではなく、
実装の途中段階から継続的に更新されてきた記録です。
国際学会(HCII)への論文提出と採択について
これらの実地検証・行動データをもとに、本プロジェクトの一部は、国際学会 HCII(Human-Computer Interaction International)において、研究論文として投稿され、採択されています。2026年のカナダでの本会議において、当社代表、藤井実彦が学会発表として「那須モデル」について発言することになりました。

本論文では、
- 地域における短尺動画発信の継続実装
- プラットフォームごとの行動差異
- 保存・計画・即時行動といった行動段階の整理
といった点を、
実測データに基づいて分析しています。
この採択は、本取り組みが単なる発信活動ではなく、一定の検証可能性と再現性を持つ事例として評価対象になり得ることを示すものです。
行政・公的支援との関係における位置づけ
これらのレポートや論文は、
施策提案や制度設計の正解を示すものではありません。
むしろ、
- 現場で何が起きているのか
- どこに課題や可能性があるのか
- どの部分が制度と接続し得るのか
を考えるための、一つの参考資料・検討素材として位置づけています。
今後の活用可能性について
これまでに蓄積された資料や研究成果は、
- 地域DX・情報発信支援施策
- 小規模事業者支援モデルの検討
- 実証事業・モデル事業の設計
- 庁内共有・政策検討資料
など、さまざまな文脈での活用余地があると考えています。
今後、適切な制度や枠組みがあれば、これらの知見を 整理・提供する形での協力も検討可能です。
補足
なお、本ページに記載している内容は、研究成果の一部を抜粋した概要です。
詳細については、
- 実地検証レポート
- 活動報告資料
- 論文概要
をご参照いただければと思います。お問い合わせいただければ、レポートをお送りさせていただきます。
行政施策との接点について
本取り組みは、結果として、
- 小規模事業者・個人事業者の情報発信支援
- 地域DX・デジタル活用
- 観光・関係人口の創出
- 地域全体の発信力底上げ
といった分野と、一定の親和性を持つ構造になっています。
特に特徴的なのは、
「外部事業者に委託せず、
地域の担い手自身が発信を続けられる形を目指している点」
です。
公的支援に期待したい役割
現時点で本プロジェクトが想定しているのは、
- 行政主導で進めていただくこと
- 成果を短期間で求めること
ではありません。
むしろ、
すでに動き始めている現場を、制度や仕組みで“後押しする”という関わり方が、最も現実的で持続可能だと考えています。
今後に向けて
なすぱらプロジェクトは、完成されたモデルではありません。
現在も、
- 記録し
- 検証し
- 修正しながら
進んでいる途中段階です。
その過程やデータが、将来的に地域施策や公的支援を検討する際の一つの参考事例・検討材料となれば幸いです。
おわりに
本ページは、支援を前提とした要望書ではありません。
まずは、「こうした現場発の取り組みがある」という共有として、ご覧いただければと思います。
今後、適切なタイミングや制度があれば、ご相談させていただく可能性も含め、静かに関係性を築いていければと考えています。